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真夏の夜の夢

 アムロがまだブイブイいわしてた頃、知人のT君が原宿の有名なヘアサロンに行った。ドレッドヘアのメンテで時間のかかっていたT君に美容師が言った。

「もうすぐ隣にアムロちゃん来るよ。」

 そう聞いた途端、T君の脳裏に一週間ほど前の夢がフラッシュバックした。

(以下夢)

 夏、T君の実家にアムロが遊びに来ている。
 実家は古い日本家屋で庭に面した窓は開け放たれ、炎天下にもかかわらず室内は涼しい。軒下に吊った風鈴がたまにチリンチリンと鳴る。

Photo_6

 T君もアムロも縁側に腰掛けて涼んでいる。二人ともごく自然にくつろいでいる風なので、どうやら自分はアムロと付き合っているのだなとT君は思う。
 母親が麦茶を持ってきてくれた。
 アムロが遠くを見ながら言う。

 「今まで24歳って言ってたけど、本当は26歳なの・・・」

Photo_7

 縁側に置かれたグラスの氷が溶けて、カランと鳴った。

 母親がT君に諭すように言う。

 「女は歳じゃないのよ。」

 T君はなんとなくグラスを揺らしながら思う。

 「歳じゃないよな・・・」

(夢終わり)

 程なくしてT君の隣にアムロが来た。T君の緊張はいやがうえにも高まる。正夢か、はたまたドッキリか?(←どっちも違うと思うのだが、タイミング的にそう考えてしまうのも無理はない。)
 ただ、ひとつ注意しなければいけないのは、T君はアムロがドギマギしてしまうような甘いマスクの男ではないのだ。しいて言えばスーパーマリオのルイージに雰囲気が似てる。

Photo_8

 T君は自分の髪型が整うまでチラチラ隣を見ていたが、無論何も起こらなかった。

 しかし、後日芸能ニュースでSAMとの電撃離婚が報じられると、T君の脳裏にまた甘い妄想が湧くのだった。

 (以下妄想)

 散歩をしているT君とサングラスをかけたアムロがすれ違う。振り向きざま、アムロはT君の背中に声をかける。

「あの、もしかして・・・」

 サングラスを外しながら、アムロは続ける。

Photo_9

「いつだったか、原宿のヘアサロンで隣になった方…ですよね?」

 T君の鼓動が早まる。T君は内心で大いに納得する。

(あの時の夢はやっぱり正夢だったのか!!)

(妄想終わり)

・・・・・・・・・・・・ない。・・・・・・・・・ない。

先日、そんなお茶目なT君と知り合いました。

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